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NARRATIVES
BY INTERMEDIATORS

執筆者の写真インターミディエイター事務局

良質な「場」をつくるには?:Intermediator Day インサイト・レポート 2024/01

更新日:5月6日


毎月13日は、「インターミディエイターの日」。(イ(1)ンターミ(3)ディエイターにちなんで)。毎月1回、有資格のインターミディエイター限定で、オンライン・コミュニティを開催しています。今回は、2024年1月のインサイトをシェアします。


あいだを結び、あいだから新しい動きを起こしていく「インターミディエイター」にご関心のある皆様は、ぜひご参照ください。


飲み物

▶ Intermediator Day 2024/01


Date: 2024/1/13 10:00-11:00


▶ Agenda of the month 今月のアジェンダ

良質な「場」をつくるには?


今月はシェアされた近況をもとに、「場づくりとは?」、特に「良質な場をつくるには?」を深めるダイアログとなった。ここには、共有された発言の一部を掲載。

 

・市の社会福祉大会で、昨年12月に、ライフワークでもあるLGBTQのテーマについて、少しだけ話をする時間を得た。悲しい物語ではなく、未来に通じる物語を語っていこう、多様性が許容される社会をつくっていこう、というメッセージを伝えたところ、多くの参加者に共感していただいた。地域ごとに活動は点在するようだが、「面としての場」をつくっていくことができないかと考えている。

・小さなころから田舎で育った私は、ちょっと変わった子、ほかの人とは異なる子供だった。LGBTQの方々だからではなく、コミュニティでは一風変わった人は浮くことがあるだろう。しかしインターミディエイターの考え方に出会って、こういう考え方が体系的に理論化されていることで、私自身が救われた。LGBTQの方をはじめ、人とは異なる視点を持っている人こそ、別の考え方があることを知れば楽になることがあることを、「場」を通じて伝えていきたい

・場づくりをしようとすると、たとえば、「誰々をうまくつかってやろう」という言葉が出てくることがある。つかってやろう、というのは、人に対して使う動詞ではない。どういう意味かを聞きなおしているが、これからつくる「場」については、改めて定義をする予定だ。

・そうしないと、戦略論の考え方が強い人が、マウントを取ってこようとすることが多々ある。それが社会でもあるので、そういうこともあるだろう。ただ、インターミディエイターとしては、場を定義する際に、きちんと「言葉」を共通認識として持てるとよい。

・インターミディエイターの学びの中で、対話すること、それは指示命令で動く上下の関係ではなく、目線を合わせて、学びあう、網の目の関係の中で場をつくることだということを、共通認識として知っている。新しい場を、特に多様な人たちとの場づくりをするときには、最初から良質な場にするために、プレイブック/ルールブックのようなものをつくることもよいだろう。

・インターミディエイターの学びの中に「対話のルール」が書かれている。反対するなら代替案を出すことや、無反応・無関心は罪であることなど。指示命令や勝ち負けの世界観ではない前提も含め、参加者と共有できれば、よりよい対話の場がつくれるようになるだろう。

などなど


▶ Update from Intermediators インターミディエイター的近況


・去年11月、濱上さんと星野さんの徳島ツアーは印象的だった。神山高専の学生さんは感度が高く、苦しいことがいろいろあるかもしれないが、インターミディエイターのような考え方があることを伝えていきたい。私自身は、今後もさらに、社会性とビジネスを結んでいくプロジェクトを模索・推進していきたい(中)

 ・昨年は「生命論マーケティング」や「ナラティブウェア」の講座にも参加し、インプットの年だった。今年はアウトプットの年としていきたい。ひとつはライフワークと考えているLGBTQの課題について場をつくっていくことをはじめたい。もうひとつは、今年、福祉業界は単価改正の時期。いぶき福祉会は今年30周年なので、小さい活動を継続的に推進していきたい(和)

・私も去年はインプットの年だった。豊かな学びの時をいただいた。今年は2つの方向で、頑張りたい。ひとつは自分の事業について、日々仕事をする中で感じることなどを文章やステートメントにすること。もうひとつは子育て・仕事をするなかで、もっと心にゆとりを、余裕を持てるよう心がけたい(伊)

 ・年末年始に音楽教員である娘に2週間ピアノを習って『上を向いて歩こう』を弾けるように。この3月で、神山まるごと高専の富士通担当となって1年、インターミディエイターに関心を持っている学生がいるので、この場にも参加するなどして、考え方を知ってもらいながら一緒に学んでいきたい(濱)

・2024年、インターミディエイター・プログラム、世界構想プログラムを充実させていく予定。皆さんの活動に関する情報やプロセスもメディア化していき、皆さんの先にいらっしゃる方たちともご一緒に、ぜひ活動の幅を広げていきましょう。(松)



▶併せて読みたいインターミディエイター関連レポート

 


 

 

 

(スピーカー:平田直大さん、貝沼航さん、鈴木悠平さん)


 

▶ Closing クロージング



インターミディエイターの考え方を、いかに周りの方々に共有していくか。そうすることで、相手の方にとってもハッピーだし、成果の上がる環境や場をつくることができることなのだと実感しました。そのやり方はいろいろあって、日々現場で各自が模索されていることだと思うが、私自身もアプローチの模索を2024年は続けたいと思う。




 

Intermediator Day インサイト・レポート:


2024/01:良質な「場」をつくるには?(現在の記事)


 

執筆:松原朋子

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