【お知らせ】4/14、公開Dialogueを開催します
- インターミディエイター事務局
- 4月1日
- 読了時間: 5分

オンライン・ダイアログ:
「Prison Artsを通した越境的対話」をケースに
─排除の原理から漸進的包摂へ─ Polyphony #12
現代社会の複雑な問題群に対し、多様なアクターが連携・協働して、いい結果を出すことは分野を超えたテーマになりました。
しかし、ほとんどの行政、企業、大学は相変わらず専門閉塞型か、タテ割り中心です。
こうした中、たがいの違いを充分に認めながら、創造的なチームやグループを形成し、より望ましい関係変化と多様なアウトカムを生みだすのが「インターミディエイター( intermediator )」です。
4月14日は、「インターミディエイター」(有資格者)として活躍する、鈴木悠平さんと黒木萌さんをお招きして、ダイアログしていきます。
世の中には、壁で隔てられた“あちら側”と“こちら側”が、様々なところにあるのではないでしょうか。部門の壁、役職の壁、世代の壁など、様々な壁を感じることがあるかもしれません。
今回ダイアログをご一緒する鈴木さんと黒木さんが取り組むのは、「壁の中と外」の問題です。刑務所の壁によって隔てられた内側の人たちと外側の人たちを、アート活動を通じて結んでいこうという活動を推進しておられます。
お二人が関わるPrison Arts Connections(プリズン・アーツ・コネクションズ、略称:PAC)では、2022年から「刑務所アート展」を企画し、実施してきました。

刑務所とかかわる人たちによる作品を募り、アート展を行うことを中心に、アートを媒介に壁を越える対話を生み出す場づくりに、取り組んでいます。
過去2回のアート展では、多くの来場者が足を運び、対話し、また朝日新聞などのメディアにも多数取り上げられ、そのテーマ設定が注目を集めてきました。5月に第3回となるアート展が開催されますが、4月にはそれに向けてのクラウド・ファンディングが行われるそうです。
ダイアログ当日は、PAC共同代表理事である鈴木悠平さんから、なぜこのようなテーマに取り組むのか、刑務所の中と外にどんな課題がありどう越えていくのか、アートを介した対話にどんな効果があるのかなど、プロジェクトにまつわるお話をいただきます。
続いて、メディア・コミュニティ担当である黒木萌さんからは、過去に実施してきたクラウド・ファンディングの実体験や、対話的アプローチをとることで生まれた成果・効果をお話しいただきます。
その後は、全体対話を予定しています。ご参加の皆様と、壁を超える対話について、対話の重要性、アートの役割、などなど、時間が許す限りダイアログしていきたいと考えています。
今回は、そんなお二人とご参加の皆様とともに、世界構想プログラム、インターミディエイター・プログラム事務局である松原が、対話してまいります。
黒木さん・鈴木さんのダイアログのみならず、
Zoomにお越しくださる皆さんとも共に、「多声的」な対話の場=”Polyphony(ポリフォニー)”を開きたいと思います。
ぜひあなたのお声をお聞かせください。
■概要
・日時: 2025/4/14 (月) 19:30-21:00
・参加費: 無料・お申込み: ご参加希望の方は以下のフォームにお名前、ご連絡先、イベントへのご関心などをご入力の上、送信ください。
・参加方法:上記の申込フォームに記入してから、以下のZoomURLにお入りください
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Zoom ミーティングに参加する
ミーティング ID: 813 4935 1159
パスコード: 121784
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■タイムテーブル(予定)
19:25-19:30 Zoom入室19:30-19:35 はじめに
19:35-20:15 鈴木悠平さん・黒木萌さんによる話題提供:
・Prison Arts Connectionsとは?
・クラウド・ファンディングの実体験と対話的効果
・壁を超え回復を目指すプロセスに、インターミディエイターとして関わるということ
20:15 – 20:45 全体ダイアログ「壁の向こうから届く声を受け止め、回復を共に考える」
20:45-21:00 おわりに
■スピーカー
★鈴木悠平さん
作家、株式会社閒 代表取締役、一般社団法人Prison Arts Connections 共同代表理事

1987年生まれ。東日本大震災後の地域コミュニティの回復と仕事づくり、学ぶことや働くことに障害のある人や家族を支援する企業での現場支援や研究開発、メディア運営等を経験したのち独立、2020年に株式会社閒を設立。異なる身体・言葉・物語を生きる人たちの対話と協働を媒介し、「生活を創造する」プロジェクトに取り組む。現在は、「刑務所アート展」の企画・運営、重度身体障害のある人たちと介助者・テクノロジーの協働による自律生活支援等に携わる。
★黒木萌さん
文筆家、一般社団法人Prison Arts Connections メディア・コミュニティ担当、一般社団法人ハウリング 理事

1987年 宮崎県延岡市生まれ。精神科訪問看護を運営する企業の広報チームの仕事や、刑務所アート展を運営する団体のメディア・コミュニティ運営を担う。地元の子育て支援センターで事務を担うほか、定時制高校で国語の講師をしていたこともある。また通信制大学で社会福祉士取得に向け勉強中。すべての人が「ありのまま」の自分を愛し、安心して暮らせる多彩でジェンダーギャップのない社会の実現をめざす一般社団法人「ハウリング」の理事も務める。
★松原朋子 世界構想プログラム/インターミディエイター・プログラム事務局

2006年以降、日本マイクロソフト社長室にて、企業市民活動(CSR)およびCSRコミュニケーションを統括。地方自治体との協働で、地域の新たな担い手を養成する「地域活性化協働プログラム」を新規開発、推進(第3回 日経ソーシャル・イニシアチブ大賞 ファイナリスト賞)。 現在は設樂剛事務所にて、次の時代を支える新しい「物語」を提示しながら、革新型経営者たちや様々な領域のクライアントとともに、この先の「未来構想」創出に取り組む。「世界構想プログラム」事務局。
ご参考:
「刑務所アート展」を訪ねて:2分化された世界を感じ、エンパワリングを考える
朝日新聞:「塀の向こうの表現」 受刑者から届いた絵画や川柳、135点を展示(有料記事)
その他、メディア掲載情報
当日お目にかかれますことを楽しみにしております。
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