

Welcome to IMF
創造とは媒介の結果
◉ビジネスをはじめ、わたしたちが活動する共同社会は、「関係の網の目」の中で成立しています。ですが、いま人間・機械・自然をむすぶ関係の網の目は、いたるところで切れ切れになっています。
◉だからこそ、複雑に絡みあう21世紀の難問題を解決するために、多様な知性の「あいだ」に立って、より望ましい変化をもたらすモノやヒトが必要です。こうした「あいだの知」を担う、新しいタイプの媒介役を 「インターミディエイター(intermediator )」といいます。誰かの上か前に立とうとする “ 強いリーダー ” ばかりを探し求める人にとっては、じつに見えにくい存在です。
◉しかし遠くにあるミッションを実現するために、あるいは新たな需要が生まれ、社会や歴史が動きだすプロセスには、異なる文化や領域を媒介し、たがいのちがいを十分に認めつつ、「 対話と協働 」を促進する人たちが躍動してきました。心ある媒介者をつうじて、粘りづよい調和と連帯を図った結果、私たちは一歩ずつ、着実に、確かな変化を起こしてきたのです。その意味で、明日の世界は、あいだを起点に生まれてきました。
◉当日は、キーノート、ケース、オープン・ダイアログをつうじて、「インターミディエイター」というこれからの役割をご案内し、お一人お一人のご活動にさらに弾みをつけるきっかけにしていただけたら幸いです。創造とは、媒介の結果です。それぞれの領域がかかえる手詰まりを超え、新たな展開をめざす方々にお越しいただきたいと思っています。
設 樂 剛 ( Go Shidara, Ph.D. )
設樂剛事務所 代表, 慶應義塾大学 博士〔 政策・メディア 〕
VULCADな社会*で中核的存在となる「インターミディエイター」。
人間・機械・自然という、異なる領域をさまざまな次元で媒介し、
対話と協働をうながすモノやヒト。
“あいだ”から両側を活かし、新たな均衡、需要、未来を創り出す存在です。
代官山ヒルサイドテラスにて、第3回フォーラムを開催します。
*VULCAD:
Volatility( 浮動性 )、Uncertainty( 不確実性 )、Liquidity( 流動性 )、Complexity( 複雑性 )、Ambiguity( 曖昧性 )、Diversity( 多様性 )

金丸 義勝|Yoshikatsu KANEMARU
㈱A440 代表取締役/CEO。Sony Interactive Entertainment(旧SCE)、Microsoftにて、数々の先駆的タイトルを開発・プロデュース。2015年㈱A440を設立し、ARアプリ・VRコンテンツを企画制作。代表作に、HATSUNE MIKU AR STAGE(日本初ARライブ)、Utada Hikaru Laughter In the Dark VR、中国東方航空ブランドショールームほか、最近のVR作品に「MEGASTAR JOURNEY」「アバル:ダイナソー」など多数。 https://a440.technology/
鈴木 悠平|Yuhei SUZUKI|
株式会社閒 代表取締役, 作家
東日本大震災後の地域コミュニティの回復と仕事づくり、学ぶことや働くことに障害のある人や家族を支援する企業での現場支援や研究開発、メディア運営等を経験したのち独立、2020年に株式会社閒を設立。異なる身体・言葉・物語を生きる人たちの対話と協働を媒介し、「生活を創造する」プロジェクトに取り組む。現在は、「刑務所アート展」の企画・運営、重度身体障害のある人たちと介助者・テクノロジーの協働による自律生活支援等に携わる。



宇田川 まり絵|Marie UDAGAWA
シタテル㈱ 事業開発室。セツ・モードセミナー卒後、アパレル数社を経て2017年シタテル㈱入社。古色蒼然のアパレル界における新機軸の創出をめざし、異なる領域を結ぶためのコミュニケーション・デザイニングを行っている。企業・業種・立場の異なる人々が協働するプロジェクト運営手法が評価され、2018年 Good Project Award 最優秀賞受賞。
木村 智子|Tomoko KIMURA|
スマイルプラス 代表。ランドスケープ・アーキテクト&コミュニティ・ガーデン・コーディネイター。熱帯雨林や生物多様性に通じたSingapore specialist tourist guide(自然分野)。まちや公園や各種施設等で、〈コミュニティづくり〉と〈多自然ガーデニング〉を各地でサポート。関わる人びとが楽しみながら参加できるよう、「人と場と緑」を対話的に紡ぐ。



小野寺 洋子|Yoko ONODERA
㈱光英科学研究所 専務取締役。同研究所 次期継承者。微生物のはたらきに関心をもち、バイオ技術者として、乳酸菌生産物質や乳酸菌発酵技術を活用した、産学連携研究や新商品開発を推進。経済産業省、平成26・27・28年度、戦略的基盤技術高度化支援事業「複合乳酸菌発酵法を利用した大豆を原料とする抗ストレス食品素材の開発」プロジェクト運営責任者。
Polyphonizer
設樂 剛|Go SHIDARA, Ph.D.
設樂剛事務所 代表
慶應義塾大学 博士〔政策・メディア〕
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科修了後, シンクタンクにて, ビジネス価値論(axiology)を展開. 2000年, LINEの母体企業ハンゲームジャパン(株)の創設メンバー. 初代チーフ・マーケティング・オフィサー(CMO) 兼 副社長を経て設樂剛事務所を設立. 未来を先取りする先見的な対話で, 次を創る人々の善新を触発. 生命論を基調に, 人間と環境にとって重要な認識枠組み, 思考, 語彙の導入・形成に取り組んでいる. 教育・指導ではなく、Empowering重視. 複雑な現象や問題に応じて, 知と方法を再編成するPost-disciplinarian.
論文(査読付)に「物語ブランディングの政策効果」(政策情報学会)「ブランディングにおける物語効果」(情報文化学会).

The Speakers
Program
October 20, Sunday
13:00
開場
13:15
集合・開始
13:30 - 14:20
Keynote Speech
「 インターミディエイターによる世界制作 」
| スピーカー 設樂 剛
14:30 - 15:30
Session 1:Machine ( 機械 )
「 世界をよりよい場所にするためのAR & VR 」
— A Quest for Redefined " Reality "—
| スピーカー 金丸 義勝( ㈱A440 代表取締役, CEO )
| ポリフォナイザー 設樂 剛
15:40 - 16:40
Session 2:Human( 人間 )
「 Toolmakingから、Worldmakingへ 」
— A Quest for Redefined " Human Nature "—
| スピーカー 鈴木 悠平( 株式会社閒 代表取締役, 文筆家 )
| スピーカー 宇田川 まり絵(シタテル㈱ 事業開発室 )
| ポリフォナイザー 設樂 剛
16:50 - 17:50
Session 3:Nature( 自然 )
「 生命の紐帯としての森と庭と微生物 」
— A Quest for Redefined " Nature "—
| スピーカー 木村 智子( スマイルプラス 代表 )
| スピーカー 小野寺 洋子( ㈱光英科学研究所 専務取締役 )
| ポリフォナイザー 設樂 剛
17:50 - 18:20
Dialogue & Polyphony
参加者相互、またスピーカーを交えた
オープン・ ダイアログとまとめ( 多声的に )
18:30 - 19:30
Symposion( 対話と懇親の場 )
媒介なき世界はカオスに。
WHAT
Intermediator Forum 2019
WHEN
Sunday,
October 20
WHERE
Daikanyama
Hillside Club Salon
Tickets (参加費)
一般 18,000円(税込)
学生(26歳まで) 3,240円(税込)
一般ペア・チケット 34,000円(税込)
※関心がおありの方で、何らかの理由で参加費のお支払いが困難な場合、5名様に限りご相談に応じます。理由を添えてご連絡ください。
お問合せ
ご質問等ございましたら、こちらのお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。
※いただいた個人情報は本イベント運営の目的にのみ使用いたします。
Intermediator Forum 2019
VENUE
代官山ヒルサイドテラス CLUB HILLSIDE SALON
150-0033 東京都渋谷区猿楽町30-2 ヒルサイドテラス アネックスB棟2F
URL: http://hillsideterrace.com/club/
*東急東横線 代官山駅より徒歩 5 分